「発達障害」という言葉は、どこか“できないこと”や“困りごと”に焦点が当たりやすい言葉かもしれません。けれど、実際の臨床で出会う方々は、その言葉だけではとても表しきれない、多様で魅力的な存在です。 ただ一方で、今の社会の …
喪失とともに生きる|大切な人を失った悲しみに寄り添う支援
「生きることは喪失の連続です」 私が受けた研修で、ある先生からうかがった言葉です。その時に私はひどく納得したような気持ちになったことを覚えています。「生まれた瞬間から、失い続けている」それが当然であり、恐れるようなことで …
ネット依存の家族支援プログラム|CRAFTをベースにした実践的支援
当オフィスでは、インターネット依存の可能性のある方がいらっしゃる方をのご家族を対象に、家族支援プログラムを行っています。内容としては、CRAFTという依存症ご家族向けの支援プログラムをベースにしています。CRAFTは、「 …
自傷|その行為の奥にある苦しみ
人はなぜ自分自身を傷つける行為をするのでしょうか。 もしかしたら、自分を傷つけたり、血を流す行為は、理解されがたい行為かもしれません。「わざわざ、自分を傷つけて痛い思いをするなんて・・・」と。 私の中での「自傷行為」と …
家族と虐待|傷つきと暴力の連鎖に向き合う
私は家族からの虐待にあった方や、家族を虐待してしまうという方など、様々な家庭内の暴力にまつわるお話をうかがってきました。 家族内で虐待されたという方が成人して、その傷つきをそのままに苦しんで生きている方、心の内では血や涙 …
思春期・青年期の悩み|言葉にならない心に寄り添う
例えば「一日中、ネットやゲームをしている」と聞くと、それは「一日遊んでいる」ように聞こえてしまうかもしれません。けれど、私が病院でいろんなネット依存の思春期・青年期の子たちと話していくと、皆、苦しんでいたり、悩んでいます …
摂食障害|過食・嘔吐の意味するもの
食べたものを吐き出すという行動を理解できない人もいらっしゃるかと思います。けれど、その行為が必要な方々もいます。 「ダイエットした方がきれいにみえる」「好きな洋服を着られる」「周囲の人の評価が好意的になる」 理由はそれぞ …
家族会・グループ支援|同じ悩みを分かち合い支え合う場
ネット依存のご家族にお集まりいただき、家族支援プログラムを行ううちに、「グループの力」というものを強く感じるようになりました。それは、私一人では決して成しえないものであり、自然とそのグループの中から湧いてくる「それぞれが …
ひきこもりとは|外に出られない心の背景
一日部屋にとじこもり、同じ空間、物に囲まれ、外界に全てから自分を遠ざけようとする。誰とも極力接することなく、ただただ時間が過ぎていく。誰の声も届かず、また、自分の声も誰にも届かない。それが24時間、1か月、1年、10年・ …
家族療法|すれ違う家族関係をつなぎ直す
家族というのは不思議なものだと、臨床現場にいて改めて思います。 お互いをかけがえのない存在と感じていたり、他の誰に対してよりもそのままの自分を見せられたりする中で、距離が近いが故に傷つけあってしまうことがある。お互いを分 …
